米国株ETF
ETF(上場投資信託)には、投資信託にはないメリット(またデメリット)があります。
我が家では、以下の点でメリットがデメリットを上回ると判断し、資産の一部をETFへ投資をしています。
- 手数料が安い
- 投資信託にはない、セクター別・テーマ別・ファクター別の投資ができる
- 分配金目的の投資が可能
以下に、我が家で投資しているETFをご紹介します。
VIG(米国増配株式ETF)
VIGは、10年以上の長期にわたって配当金を増やし続けている米国企業の株で構成されています。安定した配当収入に加え、その増加も期待できる魅力があります。
連続増配している企業は、リーマンショックやコロナショック時にも利益を上げられる、安定した企業といえます。
利益を増やし続ける企業は、株価も連動して上昇する傾向にあるため、VIG投資は配当金増加と株価上昇の2つの魅力があります。
VDC(米国生活必需品セクターETF)
生活に欠かせない食品や日用品などの生活必需品は、不況時でも売上や利益が急減しないため、VDCは株価が景気に左右されない魅力があります。
不況時の株価下落幅が小さいため、全米株や全世界株インデックスに対するリスク分散として保有するのが良いと考えています。
またこの分野は、人口増加に伴って利益も増加する傾向にあるため、今後世界の人口増加に伴って、継続的な株価上昇、増配も期待できます。
VHT(米国ヘルスケアセクターETF)
医薬品やヘルスケア用品・機器、バイオテテクノロジー分野の企業で構成されるヘルスケアセクターは、生活必需セクターと同様に、景気に左右されない特徴があります。不況時でも、病院の利用や医薬品の購入に変わりはないからです。
特に先進国では高齢化社会に伴い、医療機器・医薬品の需要拡大に期待できることから、このセクターの株価上昇が期待できます。
QQQ(米国ハイテクグロース株式ETF)
NASDAQ(ベンチャー向け株式市場)に投資するならこのETFです。QQQは、NASDAQの時価総額上位100銘柄(金融業界除く)で構成される、NASDAQ100指数に連動します。
GAFAMといったIT企業、電気自動車メーカーのテスラ、半導体のエヌビディアなどのメジャー企業が上位を占め、ここ10年で年利20%近くとなっています。
ただしリスクも大きいことから、サテライトの一つとして組み入れるのが良いと考えています。
AGG(米国総合債券市場ETF)
このETFは、債券ETFの中でもデフォルトリスクの低い、投資適格債券に幅広く投資できます。国債、社債、金融債などに幅広く投資されており、ローリスク・ローリターンの投資先です。
株式との相関性が低いことから、分散投資の投資先の一つとしておススメです。
価格変動が小さく、確実に分配金を得て資産を増やせるETFです。
GLDM(金ETF)
資産のリスク分散を図る上での有効な選択肢として金があります。世界情勢が混乱した際に上昇しやすい傾向があり、株式との相関性が弱いと言われています。
また、現物での金保有に比べて、ETFでの保有は盗難リスク・保管コストの面でメリットもあります。
金ETFとしてはGLDが最も歴史があり有名ですが、購入のしやすさ(購入単価)・経費率の面からGLDMに投資しています。
IYR(米国不動産ETF)
投資家から資金を集めて不動産運用する不動産投資信託(REIT)。REIT ETFは、複数のREITに投資するETFで、より分散効果が期待できます。
不動産の魅力は、継続的な収入とインフレ対策になることです。
ETF投資では、現物不動産のデメリットである、物件価格・管理維持コスト・リスク集中がなく、初心者でも手を出しやすい、低リスクの不動産投資です。
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